室内の空気環境ですが、建物内の空気環境について、建築物環境衛生管理基準で色々と定められています。基本的には、ビルの設計上は達成出来る様になっていますし、B工事的な部分でビルの基礎を管理している会社が、テナントさんの予定収容人数に合わせて設計・工事して対応してくれているかと思います。その様な中でも、中々設計通りにはうまくいかないのが実情で、違反規定がある訳では無いので、気が付いてみたら、基準で定められた条件を達成出来ていなかった。となっている事があるかと思います。
私も気にした事が無かったのですが、テナントさんが厳しく、冬季に湿度が達成出来ていない事があり指摘された為、空気環境を向上すべく対応する事になりました。
管理会社へ問合せしたら、「基本的に達成出来ているビルの方が少ないです。」という回答を受けました。空調機屋さんに、「達成出来る様に設計したのではないの?」と言っても、「温度XX℃、湿度XX%を”目標”で設計しました。」と言われてしまいました。また、うちのビルがどうにかして無理矢理達成させていた日に、担当の空気環境測定会社が、某大手メーカーの本社ビルを同日に測定を行っていたのですが、「ほぼ未達です。」と普通に答えられました。その様な状況なので、多分蓋を開けてみたら、基準外だった。という事があるのかな。と思っております。
全日が達成出来ていない事は無いと思います。(その場合は、今回記載している内容の範疇を超えているので、施工者と相談して下さい。)外気の状況が厳しい季節、春先の大体大丈夫なのに、空気環境測定当日だけ未達。そういうところで、どうにか環境条件を達成する為に、色々してみた事を記載します。皆さまの参考になれば幸いです。
内容を整理していたら、長文になってしまったので、いくつかに分けて掲載します。
それぞれをご確認下さい。
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